根岸二丁目町内には、町内でお祀りしている宮司、神主のいない小さな神社があります。名前は八二神社と称します。
当神社は明治5年4月(元加賀百万石藩主)前田公が当地に移住せられ、この地を根岸の里と称し、屋敷内に社殿を築造して
- 八坂犬神(悪疫防護・無病息災・健康招運を祈る)
- 稲荷大神(商売繁盛・家内安全を祈る)
- 菅原大神(文教の守護と進歩発展を祈る)
殊に受験の神様である
この三神を守護神として祭り、三神社と称しております。
毎年祭典を挙行して、住民の安全と幸福を祈願せられたのであります。
大正12年の関東大震災の際には被害をまぬがれました。
大正13年前田公は屋敷を開放し、土地を住民に分譲すると同時に、三神社を八二神社と改称し、神社の守護を住民になさしめ、毎年2月11日を例大祭日と定めたものであります。
現在の社殿は昭和6年9月に竣工したものであります。
大東亜戦争にも、少しの被害を受けなかったことは、三神社の守護によるものと信じられ、益々信仰を篤くするものであります。
八二神社境内案内板より
八二神社
〒110-0003 東京都台東区根岸2丁目13−1